反対・賛成討論
議会が始まってから2時間近く、たくさんの議案についての委員会からの報告が続きました。その中のひとつが、「浜松市子ども育成条例」でした。
委員会報告では、議案について様々な意見が出ているようですが、、「浜松市子ども育成条例」に限らず全ての議案が賛成多数で採択されているという報告でした。
ようやく始まった討論の中で、「浜松市こども育成条例」については、4名の議員が賛成・反対の立場で討論を行いました。4名の議員が討論する議案は他にはなく、議会でも、「浜松市こども育成条例」については関心が高いことは伺えました。
反対討論
共産党 嶋田初江さん
市民参加のプロセスを経て、この条例案が提出されたにもかかわらず、審議の直前に、条例の基本的な性格を左右するような「愛国心」という言葉を入れ修正案が出されたことは、住民自治を否定するもの。市民に愛国心を強制すべきではありません。
詳しくは、こちらの
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市政向上委員会 鈴木めぐみさん
条例の目的は、当初の子育て支援の条例から、子ども健全育成条例に変わってしまった。
今まさに子育てをしているお母さん、お父さん、悩んだり困っている子どもたちに役立たない条例は、いらない。
詳しくは、こちらの
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市民の風 山口祐子さん
条例は制定のプロセスは、手続きのルールの違反。
市民とも議員とも議論が不十分の上、多数決で決まることは、市民の不信感を募らせる。
パブリック・コメントの再実施をするべき。
賛成討論
公明党 小倉篤さん
社会全体で子どもを育てることを条例で定めていくことに意義がある。
基本理念には「子どもにとって最善の利益が考慮されること」とあるように、子どもの権利が言葉の通り、うたわれていると思う。
このように3名の議員の反対意見の討論が行われても、採決は他の議案採決が決まる流れの中で、ほんの一瞬で決まりました。
「子ども育成条例」については、まず修正案についての採決が行われました。修正案には、反対する会派もありましたが、賛成多数で可決しました。次に、可決された修正された条例についての採択は、修正案に反対した会派も含めて大多数の賛成で可決されました。
このときの議会の様子は、録画中継で観ることができます(おおむね1週間後から)
http://www.discussvision.net/hamamatsusi/2.html
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