子どもの意見を聞きました①

hirokoです。

先日、あるイベントに集まってきた小学4年生から中学2年生の子ども達に数人に、「浜松市子ども育成条例」について意見を聞きました。
「浜松市子ども育成条例」ができること、パブリック・コメント制度については、全員が知らないということでした。

知らないおばさんに条例というなにかわからないけど難しいそうなことを話しかけられて、最初は困惑していた子ども達も、条例に「子どもの役割」ができることを資料で見せると、自分たちに関係あることがわかると関心を示してくれました。パブリック・コメントという制度は、子どもでも参加できることを説明すると、意見を書いても良いかなという感じが読み取れたたので用意した用紙を渡しました。

子ども達は自分たちに関係あることがわかると、真剣に考え始めました。
ひとりで考える子どももいれば、一緒にきた友だち同士で話し合う子ども達もいて、お母さんに問いかける子どももいました。

子どもの意見を聞きました①

写真の3人はいとこ同士。3人で条例文を何度も読み返しては、30分ほど熱い議論を交わしてました。
中学の保健の教科書には、「子どもの権利条約」が取り上げられているということで、中学生が詳しく小学生に説明をしていました。
国連の「子どもの権利条約」を、知っているという答えた子どもが半数以上いました。

子ども達の意見は、感じた疑問や問題を書いたもの、条例についての考えを書いてあるものがあります。
子ども達の意見を読むと、ますます子ども達の意見を、しっかりと聞いて条例をつくることが必要だと思いました。


子ども達が書いた、意見を一部紹介します


・むずかしくって、よく分かりにくいです。(小4)
第4条(3)*注釈は、そういわれても、何をしていいのかわかりません。
やっぱり、子供は守られるべきだと思うし、何を言っているのか分かりません。
子供の役割って何ですか?何をすればいいですか。
子供育成条約なら、子供を守るためだと思うので、役割とか言われてもわかりません。大人のための条約ではないので、子供のために、子供のことを本当に考えて作ってください。」
子供は大人がいないと生きていけません。でも、縛られるため大人に育ててもらっているわけじゃないです。
子供に自己の向上を望むなら、それなりに教える人とか物とかあたえるべきだと思いました。(中2)
・浜松市子供条例は、ただ子どもの自由をうばっているだけだと思う。
子どもの意見を聞かないで、勝手に大人だけの都合で子ども育成条例を決められても子どもには自由がうばわれていくだけで、育成条例はつくられても意味がないし、もしこの条例が現実的いなったら、とても不思議に思うと思います。
子どもは大人がいないと生きていけないけど、教育ばかりされるために生きているわけではないから、育成条例はつくらなくていいと思う。(小6)
・市は、この条例をつくって何をしたいのか。18~20才までの間はどうするのか。守れなかったら、どうするのかを知りたい(中1)
・子どもの自由を、はずしてはいけない。子どもに役わりはいらない。役わりって何?
大人だけで決めないでほしい。むずかしすぎる。子ども育成条例ということを決められても、よく分からないし、やりたくない。
もう少し、分かりやすくしてほしい。作るんだったら、子どもの意見を考えてつくってほしい(小5)

*(子どもの役割)第4条 (3) 自らの力で未来を切り開き、創造していくため、自己の向上に努めること。

◇子どもの意見は、原文のまま転記しました。




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