浜松市の子ども条例をめぐる大さわぎ④

2.子ども参加と言われたが・・・

私たち市民は、新聞記事やテレビ放送で、平成20年11月から「(仮称)こども第一主義条例」の制定に向けて、学校で意識調査が始まったことを知った。
子どもたちに行われた授業形式での意識調査では、暴走族や非行から立ち直らせた事例や障がい児と母のエピソードを通して、信頼や感謝の気持ち、自分たちが浜松の宝であり、生命を輝かせようという講話の後、どんな大人になりたいか、どんな親になりたいか、どんな家庭を築きたいかを主とした意識調査を行い、現状子どもたちが抱えている問題については触れていなかった。また、校内で行われた意識調査では不登校、虐待など多様化する子どもたちの声を拾うことはなかった。授業形式の他、学校訪問調査(生徒会役員などへのグループインタビュー)、郵送方式の子ども意識調査(2800人に送付し、1023人が回答)、学校配布アンケート(特別支援学校は、保護者からの回答もあり)も行われたが、子どもたちの声が十分に反映されているとは言いがたい。

例えば、他市の子ども参加は、どのようになっているでしょう?

◇2001年4月に、全国で初めて子ども条例が制定された神奈川県川崎市
子ども委員会の設置、子ども集会、子ども会議の開催など
◇2009年4月に子ども条例が制定された愛知県日進市
策定委員への子ども参加など
◇親エンパが、1月に開催した学習会で紹介した兵庫県川西市「子どもの人権オンブズパーソン条例」
子どもの実感調査で、子ども達のいじめ被害の現状を重く受け止めるなど


ー浜松市の子ども条例をめぐる大さわぎー
まとめは、下記の通りに順次更新していきます。

<目次>
はじめに
浜松市子ども育成条例をめぐるこれまでの動き(年表)
1.企画がないけど、始まっちゃった子ども条例2.子ども参加と言われたが・・・
3.聞いてみただけの市民参加と聞いても出ない情報公開
4.子どもの権利をはばむアブナイ動き
5.大トンデン返しの浜松議会
6.市長!あなたは、何をしたかったの?



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