浜松市の子ども条例をめぐる大さわぎ⑧

6.市長!あなたは、何をしたかったの?

平成19年4月、「こども第一主義」を掲げた鈴木康友氏が、浜松市長に当選し、私たちは、子どもを第一に考えた政策が重点的に行われることを期待した。
しかし、平成21年5月に担当課が「(仮称)こども第一主義条例」作成の説明を始めたときから、市長の政策「こども第一主義」の定義がなく、「条例名」も「内容」も、何度も変遷していった。

始まりは、「子育てを総合的に支援する条例」だった。「児童の権利に関する条約」にも、言及をしていたが、その後「児童の権利」に関する明確な条文はなく、「健全な育成や環境づくりに社会全体で取り組んでいくことが基本理念」となり、健全育成か子育て支援か子ども支援か、一体何をしたいのか不明確になり、最終的には「愛国心」と「子どもの育成」を掲げた条例ができあがってしまった。

子どもや市民へのアンケートやニーズ調査、意見聴取は、何だったのか。市民参加・情報公開を目指した条例づくりのはずが、市民が納得しがたいかたちで条例ができあがってしまった。
「こども第一主義条例」と銘打ってスタートした条例が市民の期待と全く違ったものになったが、市長は何のために「子どもの条例」を作りたかったのか。

ー浜松市の子ども条例をめぐる大さわぎー
まとめを、下記の通りにブログに掲載しました。


<目次>
はじめに
浜松市子ども育成条例をめぐるこれまでの動き(年表)
1.企画がないけど、始まっちゃった子ども条例
2.子ども参加と言われたが・・・
3.聞いてみただけの市民参加と聞いても出ない情報公開
4.子どもの権利をはばむアブナイ動き
5.大トンデン返しの浜松議会
6.市長!あなたは、何をしたかったの?



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